<ほけんリーグブログ>日米の金融資産の推移とその背景
貯蓄から投資へと言われて久しいですが、興味や関心はあるけどイマイチ一歩が踏み出せない、そんな人が多いように思います。
それが悪いことではありませんが。。
今まで触れたことがない、突如沸いてきたような投資の話とか騙されるんじゃないか、、何となく「周りがやっているから」で始めても良いのだろうか、、そんな不安も分かります。
ここでは具体的にどうするべきかみたいな話は一切なしで、日本とアメリカの金融資産の推移について、どのような特徴と違いがあるのかをお話します。
まず、下の図を見てください。
これは、1999年~2018年の日本とアメリカの金融資産の推移について、1999年の値をそれぞれ100として2018年にどれだけ増えているか表したものです。
日本 +27.2%
アメリカ +131.4%
同じ期間なのに、お金の増え方に大きな差がありますね。
それはなぜか?
また、下の2つの図をご覧ください。
【日本の個人金融資産構成比】
【アメリカの個人金融資産構成比】
ご覧の通り、金融資産をどのような形で保有しているかはっきりとした違いが分かりますね。
日本人は、現金預金の比率が過半数。アメリカ人は株式等の比率が高く日本人と比較していくつかの種類に分けて保有している。
どうやら、ここに金融資産推移の差の秘密がありそうですね!
でも、中にはこう思っておられる人もいると思います。
「え、日本も20年で27.2%も増えてるやん。」
そう、増えてるんです。
でも、今後はどうでしょうか?
今の低金利、年2%のインフレ目標を鑑みると、お金が増えているようで価値は目減りしているなんてこともあり得るかもしれません。(そもそもこれは過去の数字ですから、今後がどうかはわかりません。)
普段、僕が伝えているのは、「将来困らないようにしっかりとしたお金の準備方法を確保しましょう」という事なんですが、個々人によって何が合っているかもあるでしょうし、すべて欧米に倣えというのも違うかもしれません。
ですが、何事もそうですが、うまくいっている人の真似をするというのは良いかもしれませんね。
こういう事を知っていて選ぶ選択肢は、知らないで選ぶものとは全く違うはずです。
まずは前向きに情報収集するところから始めていけたら良いのではないでしょうか?